仕事で取り返しがつかない大失敗をしたときの対処法!隠さず乗り越えるための全手順を解説
- 仕事で大きなミスをしてしまって仕事に行きたくない
- 取り返しのない失敗をしてしまったが、まだ上司に言えていない
- 仕事で大失敗をしてから周りの目が厳しく、居づらいので退職したい
上記のように、仕事でのミスに関する悩みを持つ方も多いものです。
仕事をしていると何かしら失敗やミスはあるものですが、取り返しがつかない大失敗をしてしまうと焦ってどうすればよいか分からなくなることもあるでしょう。
今回は、仕事で取り返しがつかない大失敗をしてしまった際の対処法について、原因と対策や自身のケアも含めて解説していきます。
また、筆者の体験した元部下の失敗を元に、筆者の感じた大失敗につながる原因についても説明していきます。
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仕事で取り返しがつかない大失敗をしたときの3大対処法
仕事で取り返しがつかない大失敗をしてしまったとき、どのような対処法があるでしょうか。
本章では自分で初めにできる対処法を3つご紹介します。
失敗はできるだけ早めに対処することが重要です。
しっかり確認して、対応していきましょう。
発覚時点ですぐに上司に報告する
まずは何よりも発覚時点ですぐに上司に報告することが重要です。
いくつかポイントがあるため、確認してきちんと報告を行いましょう。
悪い報告はスピードが最重要
まず、悪い報告はスピードが最も重要です。
報告が遅くなればなるほど、問題が大きくなります。
また、上司に知らせずにいると、顧客から連絡が入った際に上司が知らないことで二次的な被害が出る可能性があります。
ただ、なるべく早く報告することとともに内容をしっかり報告できるように自分の中で流れをまとめておきましょう。
- 結論から報告する
- 時系列で内容を簡潔に説明できるようにする
- 影響が出る関係先を簡潔にまとめておく
報告に時間が掛かってはいけませんが、最低限の状況整理だけはおこなって上司へ報告すると、会社全体としても対応がスムーズです。
時間帯や休日でも手段を選ばず報告する
時間帯や休日でも手段を選ばず報告するのも必要な場合があります。
大失敗が発覚したのが朝方や夜間・休日であっても、電話やメールなど手段を選ばず上司への連絡を試みた方がよいでしょう。
どうしても連絡が取れない場合は仕方がないですが、連絡しようとした姿勢そのものも大切です。
「休日に仕事の話で恐縮ですが、大きな問題が発生してしまったためすぐにでも報告した方がよいかと思いまして…」
などの言葉をはじめに入れることで、上司への配慮にもなります。
また、休日であっても対応できることがあるのか、次の出勤日にすぐ対応すべきことがあるかなどと予めアドバイスや指示をもらうことで問題の早期解決が図れる可能性もあります。
隠蔽は絶対にしてはいけない
大きな失敗をしてしまった際に、隠蔽は絶対にしてはいけません。
隠蔽すると、さらに大きな問題につながることがほとんどです。
また、報告をしないで大問題になった場合には会社から罰則がある可能性も考えられます。
また、故意に隠蔽をしようとした場合でなくても、報告しづらく結果的に報告ができなくなったパターンもあるでしょう。
- 自分のミスの大きさが分からず報告しづらい
- 怒られるのが怖くて報告しづらい
- 上司が忙しそうで報告する隙間がない
上記のような場合でも、まず報告することで社内共有ができて早期解決につながります。
ひとりで問題を抱えることでさらに悪い状況にならないためにも、必ず早期に報告を行うようにしましょう。
対応策を協議し早めに実行する
報告をした後は対応策を協議して早めに実行することも重要です。
社会人として報告したから終了ということはほとんどありません。
解決のために、自分で動けることは率先して対応していく必要があります。
周りを巻き込んで代替案を絞りだす
取り返しのつかない大失敗を都合よく解決できる方策は存在しないことが多くはありますが、自分に何かできることはないのか考えてみましょう。
同じ業務に関わる同僚や先輩にアドバイスを求めてみたり、解決方法がないかアドバイスをもらい、巻き込んで一緒に代替案を絞り出していくのは大事です。
ただし、必ず上司の指示に従いながら、行動を取る際には上司に報告しながら行うようにしましょう。
上司の許可なく動いてしまうと、会社の方向性と合わなくなってしまった場合に顧客の不信感が増してしまう可能性が高いです。
できることから手をつけていく
代替案が社内でもし出てきたとしたら、小さなことでもできることから手をつけていくことが重要です。
例えば、顧客への謝罪を行うとしても、ただ謝るだけでは顧客の怒りが収まらない可能性があります。
- 現在の社内での対応状況を伝える
- 対応の進捗を逐一報告する旨伝える
- 防止策についても、事態が収束でき次第改めて報告する旨伝える
上記のようなことを併せて伝えられるよう準備をして謝罪に臨むと、事態の収束に本気で取り組んでいることが伝わりやすく、取引停止など最悪の事態を免れることもできるかもしれません。
中長期的な視点でのフォローも考える
大失敗への直接の対応策が出なかったとしても、中長期的な視点でのフォローも考えていく必要があります。
担当個人でできることは少ないかもしれませんが、
- 当該顧客の他の契約があることを上司に報告し、割引対応できないか相談する
- 次回契約で優遇措置ができないか上司へ打診する
- 無償で対応できるサービスがないか相談する
上記のような相談をしてみることも重要です。
会社全体として、何かフォローできることはないのか考えていく必要があります。
関係者に謝罪し最後まで責任を持つ
また、関係者に謝罪して最後まで責任を持つ姿勢も重要です。
どのようなことに気をつけながら対応していくべきかについて解説します。
顧客などに誠心誠意謝罪する
顧客など、関係先に誠心誠意謝罪をしましょう。
謝罪をする際には、以下のポイントに気をつけましょう。
- 言い訳をしない
- 他人のせいにしない
- 必ず謝罪から入り、今後の対応策についてできる限り説明する
もし自分が何らかの被害を受けたとしたら、真っ先に謝罪の言葉が出てこない人には怒りが収まらなくなることも想像がつくはずです。
しっかりと謝罪をすること、過去ではなく現在や今後の対応策について話をすることを最優先に考えて行動しましょう。
最後まで責任を持って対応する
事態が収束するまで、投げ出さずに責任を持って対応するのが原則です。
どれだけ大きな失敗をしたとしても、責任を持って対応する姿勢を見せることで顧客の態度が和らいでいったり、怒りが静まったりすることもあり得ます。
しかし、取り返しのつかない大失敗の場合には、上司が出てくる必要がある場合もあるでしょう。
「こんなに大きな問題なのに担当者個人で済ませるつもりか」
「責任者は何をしているんだ」
と会社への不満が募っていってしまう可能性もあります。
また、あまりにも精神的に辛い場合には、上司に頼り対応を替わってもらうよう相談をすることも検討しましょう。
担当としての責任を持つのも重要ですが、解決のためには柔軟な対応が必要な場合があります。
大失敗で落ち込んだ気持ちのケア方法5選
次に、大失敗をしてしまい落ち込んだ気持ちをケアする方法を5つご紹介します。
大きな失敗は会社や取引先に迷惑を掛けてしまい、時には責められてしまうこともあるでしょう。
自分自身で思ったよりも、ストレスや精神的な疲れを感じていることも多いです。
しっかりケアをして心も回復していきましょう。
信頼できる人に気持ちを聞いてもらう
ケアの1つとして、信頼できる人に気持ちを聞いてもらうことも検討しましょう。
職場で言い訳をしないことは重要ですが、常に自分を責めて反省ばかりしていると心身ともに疲弊してしまいます。
信頼できる人に気持ちを聞いてもらうことで、共感してもらえたり、同じような経験を語り合ったりしてストレスが和らぐことも期待できます。
辛い気持ちが続いている場合には、失敗を責めてきそうな人よりも、話をじっくり聞いてくれそうな人と話してみるのもよいでしょう。
飲食や趣味で気分転換をする
仕事での大きなミスは退勤後も引きずってしまうことが多いものです。
しかし、仕事とプライベートは別、と気分転換をすることも心身の健康のためには必要です。
好きな食べものや飲みものを楽しんでみたり、趣味に没頭して楽しむ時間を持つのもよい解消方法でしょう。
気持ちをリフレッシュできれば、また仕事にも前向きに取り組んでいくことができる可能性もあります。
休みを取って少し仕事から離れる
大きな失敗を起こし、事態が収束した後には休みを取って少し仕事から離れることもケア方法の1つです。
最後まで責任を持って対応をすると、疲労も溜まっていることでしょう。
長めの有給休暇を取ってみて心も身体もゆっくり休めましょう。
少し仕事から離れることで、心も落ち着いて、再度仕事に集中して取り組むことができるようになるかもしれません。
普段より多く睡眠を取る
普段より多く睡眠を取ることもおすすめです。
ストレスを抱えていると、ついつい仕事のことを考えてしまい睡眠不足になってしまうことが多いです。
睡眠不足は体調だけでなく、心の健康も害してしまうことがあるため、普段以上に多く睡眠を取り、心身ともに健康な状態を保つようにしましょう。
ミスを成長の機会と捉え直す
立ち直れないほど大きなミスをしてしまった際には、ミスを成長の機会と捉え直す考え方もとても重要です。
- 失敗を糧にして、次からは同じ失敗をしない
- 間違いやすい仕組みを変えていこうと考える
- 自分の欠点を理解して仕事へのアプローチを変えてみる
以上のように、プラスに考えていくこともこれからの自分のために必要なことです。
気持ちが落ち着いたら検討すべき再発防止策5選
次に、気持ちが落ち着いたら検討すべき再発防止策について、5つご紹介します。
大きなミスが起きた際に、個人の責任にして終わらせる会社はブラックと言ってもよいです。
会社として取り組まなければならず、担当としてどういうことを考えていくべきかしっかり理解していきましょう。
ミスの原因を分析する
大きなミスが起きた際には、会社として原因を分析する必要があります。
原因分析の際に、やってはいけないのは以下のような分析です。
- 作業担当者の不注意だった
- 新人なのでやり方を知らなかった
- 月末で忙しかった
上記のような分析では、再発防止は期待できません。
原因についての詳細は次の章で述べますが、当時の状況をしっかりと思い返すようにしましょう。
- 機械を止めるボタンが緑、動かすボタンが赤で、イメージと違い間違えた
- 発注を確定させるときに電話が掛かってきて、気を取られて確定し忘れた
- 体調が優れないのに人手不足のため出勤して、集中できなかった
上記のように、当時の状況を細かく思い出すことも重要です。
仕組み化して次のミスを防ぐ
次に、仕組み化して次のミスを防ぐこともとても重要です。
「次は気をつけましょう」「〇〇の不注意のせいだ」と流してしまうと、同じようなミスが起きてしまうことも多々あります。
- マニュアルを見直し、不備があれば追記して全員に周知する
- チェックリストが機能しているか検証する
- 誤認しやすい作業や項目を見直す
例を挙げると、上記のように具体的な対策を取る必要があります。
ただし、チェックリストの強化をするときは気をつけましょう。
チェック項目が増えるほど、チェックする側の責任が重くなりすぎたり、チェックの形骸化につながりやすくなったりするためです。
ダブルチェックできる体制を作る
また、ダブルチェックできる体制を作ることも重要です。
自分で対応したことのチェックはどうしても、甘くなってしまいがちです。
ダブルチェックを行うことのメリットは以下の通りです。
- 一人の思い込みで判断していることを見抜くことができる
- 違う目で見ることでミスに気づきやすい
- 他の人の仕事をチェックすることで、自分の仕事を省みることができる
できる限り、同じ作業を行う人同士でダブルチェックを行うことで、より質のよい仕事を行うことができます。
納期に余裕を持てるスケジュールを心がける
また、納期に余裕を持てるスケジュールを心がけることも重要です。
優先順位をしっかりつけながら、納期重視で仕事に取り組みます。
とは言え、仕事をしていると急ぎの仕事が回ってきたり、いつ業務が回ってくるのか読みづらいこともあるでしょう。
定期的に依頼があるような仕事の場合、以下のような仕事の進め方もやってみるとよいでしょう。
- 顧客ごとの依頼スケジュールをおおよそ把握しておく
- スケジュールよりも顧客の依頼が遅れている場合には、都度確認を入れる
- 依頼が大幅に遅れている場合には、上司と確認の上、事前に納期交渉をする
常に顧客の「至急」「なる早」依頼にばかり対応していると、今後も大きな失敗につながってしまうこともあるためです。
自身のスキルや知識をレベルアップする
自身のスキルや知識をレベルアップすることも重要です。
新しい仕事をする際には特にミスや失敗をする可能性が高いものです。
もちろん、新しく始めた人がミスしないような仕組み作りも重要ですが、
- いつまで経っても基本用語を覚えない
- マニュアルや仕様のアップデート情報を軽視する
- 業務の質を上げるための資格取得支援を拒否する
上記のような状態だと、いつまで経ってもミスをしたり危うい状態を抜け出すことはできません。
上司や先輩、同僚を見習いながら自分のスキルや知識をレベルアップし、自信を持って仕事できるようにしていきましょう。
取り返しがつかない大失敗につながる原因と対策5選
取り返しがつかない大失敗につながる原因と対策を5つご紹介します。
ご紹介する原因が全てとは言えませんが、それぞれ原因と対策を理解しておくことで、今後の再発防止につなげていきましょう。
多忙などで十分な確認をしなかった
まず、仕事の進捗に合わせて都度、問題ないか確認をすべきところ、多忙などの理由で余裕がなく怠ってしまったことが大失敗につながる場合があります。
具体例
経理担当として締め時間が迫っていたため、営業担当に最終確認を行わず請求書送付をしたが、実は発注キャンセルになっていた
対策
- 多忙でも自分ひとりで判断できないことは必ず確認する
- 請求書の下書きを営業担当者にメールなどで事前確認するような業務の仕組みを作る
- 管理ソフトなどがない場合には、自分でスケジュール表をExcelなどで作って管理する
単純な間違いを見逃してしまった
単なる数字の間違いなど、後から見れば明らかに分かるような単純な間違いを見逃してしまったことが大失敗につながることも考えられます。
具体例
見積書の数字を一桁間違ったまま提示してしまい、契約時に発覚して大問題になった
対策
- 例えば商品名で価格を呼び出せるようにするなど、金額を手入力しないよう工夫する
- 請求システムの導入を検討する
- 見積・請求関係は必ずダブルチェック体制を取る
顧客や関係者との認識にずれが生じた
顧客や関係者との認識がずれていたことが大失敗につながることもあり得ます。
具体例
営業が面談で顧客と契約開始時期の話をしたものの、お互いの解釈が異なり大問題になった
対策
- 顧客と商談をした際には、必ず議事録やメールで顧客と内容を共有する
- 特に大人数での商談は発言者数が多く話が流れやすいため、結論を最後に確認するようにする
- 契約開始前に顧客へ最終確認を取るようにする
連絡すべきことを連絡しなかった
自分から連絡しなければならない事項を連絡しなかったことで、大失敗につながることも考えられます。
具体例
社内申請の受付開始連絡をせず、申請対応ができなかった
対策
- 重要な日程はひとりで管理せず、数名で共有する
- TO DOタスクアプリやスケジュールアプリ内で重要な日程はアラーム設定を行う
- メールのスケジュール送付やwebページの公開スケジュールを利用して事前に準備しておく
思い込みで行動してしまった
当然そうなっているだろうと自分自身の思い込みで行動してしまい、大失敗につながることもあるかもしれません。
具体例
事務処理を行う際に、毎回同じ作業のため詳細を確認せずに処理したところ、いつもと依頼内容が違い大問題になった
対策
- 同じ作業でも決めつけず、内容を確認する
- 作業後に依頼書と内容を合わせてダブルチェックを行う
- 事務処理は人為的ミスのないようにRPAやAI-OCRを導入する
仕事で取り返しがつかない大失敗をした体験談
本章では、筆者が前職で管理職をやっていた際に体験したエピソードをご紹介します。
部内の振込依頼対応を行うチームで、1日3回に分けて毎日100件近くの振込案件をまとめて経理部へ依頼する作業を行っていました。
その日の作業担当はAさんでした。
事故当日の流れ
- 件数の多さと依頼チェックに追われて午前中に行うべき作業が遅れた
- 40件近い依頼の中で、絶対に午前中に振込しなければならない作業があったのに漏れた
- 結果的に顧客側に遅延金が発生し、大きな問題となった
筆者が管理者であったため、顧客への謝罪や原因の特定、今後の防止対策を練ることとなりました。
まず、原因となったのは以下のことでした。
- Aさんは断りづらい性格であったため、当日も依頼締め時間を過ぎても申請を何件も受け付けてしまっていた
- 「振込先ごとに依頼をまとめる」作業を口座番号でなく会社名で行っていたため、途中で間違いに気付き慌ててやり直した
- 件数も多く慌てているため、確認のための電卓計算もなかなか上手くいかなかった
- 当該案件の「午前中振込厳守」との依頼書への記載を見逃した
- タイムスケジュール管理ができておらず、時間に遅れていることを上司へ報告しなかった
- 上司だけでなく、依頼先への経理部への状況報告も行わなかった
- 「いつもは少し遅れても大丈夫だから」という意識があった
様々な要因が絡み合っていましたが、一番の原因は、「午前中の締め時間に遅れても大丈夫だろう」との思い込みがあったことです。
- 締め時間の厳守を部内に周知し、締め時間にきちんと依頼している担当の処理を最優先にする
- 臨時の依頼はチームの責任者判断のもと依頼し、担当者個人で時間外依頼させない
- 受付担当側で作業別に大枠のタイムスケジュールを設け、遅れがある場合には上司へ報告する
- 作業に遅れがある場合には上司や同僚がサポートできるように体制作り
上記の件は、決してAさんだけの責任ではなく、断りづらい性格に甘えて、締め時間を過ぎても依頼をどんどん持ってきていいだろうという部内全体の雰囲気が生んだ問題です。
しかし、前の章でも挙げたように、担当をするひとりひとりが意識を持つことも重要です。
- 遅れや問題があれば都度、上司に報告・相談する
- ルールを守っている方の依頼を優先する
- 他の人間がサポートに入れるように業務の共有をする
- いつもと違う判断が必要な場面は自分で行わず、上司へ判断を仰ぐ
上記のようなことを意識するだけでも、大きな失敗を防げる可能性があります。
本件は、ルールを見直したことで、その後に同じ問題は起きずに対応できるようになりました。
元のルールのまま運用していると、きっと同じような大きな問題を生んでいたでしょう。
取り返しのない失敗と本人が思っていても、組織内の問題のうち氷山の一角が現れただけの可能性もあります。
自分のせいで、と強く思い詰め過ぎずに、上司と相談をして再発防止策をおこなっていきましょう。
大失敗で会社に居づらくなってしまったら?
取り返しのつかない大失敗で会社に居づらくなってしまったら、どのような方法があるでしょうか。
今の仕事のまま取り返す方法から、気分を新たに他での活躍を考えてもよいかもしれません。
他の仕事で評価を取り戻す
たとえ大きな失敗だったとしても、ミスを取り返す努力をしていれば、周りはきっと見ていてくれるはずです。
取り返したいと努力する姿を見せることで、上司も大きな仕事を任せてみようと思ってくれたり、チャンスをくれる可能性もあり得ます。
他の仕事で取り返すことができれば、きっとそのうちに「失敗を経験したことで成長できた」と周りの評価だけでなく、自分の自信も取り戻すことができるでしょう。
ほとぼりが冷めるのを待つ
社内でなるべく目立たないように行動し、ほとぼりが冷めて周囲が気にしなくなるのを待つのも1つの手段です。
会社では日々様々な出来事や問題が起きています。
しばらくは居心地の悪さを感じることもありますが、続けて失敗をしないように業務に気をつけながら落ち着いた行動を心がけて、ほとぼりが冷めるのを待ってみてもよいでしょう。
退職する
どうしても周りの目に耐えられなかったり、業務自体に自分の適正がないと思えて辛い際には、退職を検討してみてもよいかもしれません。
また、大きな問題が起きた際に、個人に責任を押し付けてしまい居場所がなくなるような会社だと、再発防止策を取らずに会社として同じ失敗を繰り返す可能性があります。
大きな問題が起きた際に「不注意」や「チェックの追加」だけで済ましてしまうような会社には注意しましょう。
退職して落ち着いてから別の仕事を探してみれば、自分の適正に合った仕事が見つかるかもしれません。
辞めることに気まずさを感じるなら退職代行がおすすめ
- 大きな失敗をしてしまって会社に出社できなくなってしまったので出勤せずに即日退職したい
- ミスを上司から責められ、居心地が悪くてすぐに退職したい
- 業務過多や長時間残業があり疲労が強かったのにミスは本人の問題と一蹴された
退職するにしても、上記のような状態で直接会社に退職を言い出しづらい場合には、退職代行を利用するのがおすすめです。
退職代行を活用することには以下のようなメリットがあります。
- 即日退職が可能
- 会社への退職交渉を代行してもらえる
- 引き止めや罵倒などに遭わずに済む
- 有給休暇の取得を交渉してもらえる
よくある質問
ここからは取り返しがつかない大失敗について、よくある質問をご紹介し、回答していきます。
取り返しがつかない大失敗とは、どのようなミスのこと?
取り返しがつかない大失敗とは、以下のような場合が挙げられます。
- 金額の損失が大きい場合
- 嘘をついたり、人のせいにしてしまうなど周りの信頼がなくなる場合
- 雑に仕事したことにより多くの人に迷惑をかけてしまった場合
金額の損失に関しては、誠心誠意謝罪して今後の仕事への取り組み方次第で挽回できる可能性は大いにあります。
しかし、周囲の信頼をなくすような言動による失敗を起こしてしまうと挽回は難しいかもしれません。
大失敗をしたら損害賠償を請求される?
大失敗をしただけで即損害賠償請求をされることは滅多にありません。
企業として、管理体制の問題もあるためです。
しかし、失敗が故意であったり悪質な場合には、損害賠償請求されてしまう可能性もあります。
- どうせ辞める会社だから損害を与えてやろう
- 上司に迷惑が掛かるように失敗してやろう
などと故意に失敗すると損害賠償請求される可能性も大いにあります。
大失敗をして退職させられることはある?
仕事で大失敗をしたからといって、退職させられる可能性は極めて低いでしょう。
労働契約法第16条では以下のような記述があります。
(解雇)
第十六条
解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、無効とする。
大きなミスを起こしてしまったとしても「社会通念上相当」と認められる場合は殆どありません。
もし、過剰な退職勧奨などがある場合には、労働基準監督署などに相談してみてもよいでしょう。
大失敗しがちな人の特徴は?
大失敗しがちな人には、一般的に以下のような特徴があります。
- 責任感がない
- メモを取らない
- 仕事の優先度を判断できない
- 体調不良のまま仕事をしている
- 確認作業を疎かにする
- 仕事を始めたばかりで慣れていない
失敗を個人の責任だけにしてはいけないのですが、やるべきことをやらなかったり、意識が足りない人は、大きな失敗につながりやすい傾向があります。
仕事で取り返しがつかない大失敗をしたら、誠心誠意対応をして再発防止に努めることが重要
ここまで、仕事で取り返しがつかない大失敗をしてしまった場合の原因解明や対応策について、実際の事例もご紹介しながら解説してきました。
本記事をまとめると以下の通りです。
- 仕事で取り返しがつかない大失敗をした際には、まず隠さずに上司へ速やかに報告する
- 対応策が決まったらすぐに行動に移す
- 関係者への謝罪と今後の対応策を示し、責任を持って対応する
- 大きな失敗で落ち込んだ際は、自分の心の健康も大切にする
- 失敗を生かすために、再発防止策の策定にはしっかり協力する
- 個人の責任だけにして一方的に責める会社や、一緒に再発防止策を考えてくれない会社は退職代行も検討する
大きな失敗をしてしまっても自分を責めすぎずに、周りや上司に相談しながら再発防止策を進めていきましょう。
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