上司が嫌いすぎる理由と対処法は?乗り切るための心構えや注意点も徹底解説!
職場での上司との関係は、仕事の満足度やストレスレベルに大きな影響を与えます。しかし、上司が嫌いだということは、誰にでも起こり得るものです。
上司との関係がうまくいかないと、仕事のモチベーションが低下し、精神的な負担も増えることがあります。
この記事では、上司が嫌いな理由を具体的に分析し、上司との関係を改善するための心構えや対処法を徹底解説します。上司との関係を改善し、職場でのストレスを軽減するためのヒントを得るために、ぜひこの記事を読んで参考にしてみてください。
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上司が嫌いすぎるのは珍しくない
上司が嫌いだということは、誰にでも起こり得るものです。実際、多くの人が上司との関係に悩んでいます。BizHitsのアンケート調査では、上司が嫌いだと感じる人は7割以上いるという報告もあります。
その結果、73.2%(500人中366人)と、7割以上の方が「嫌いな上司がいる」と回答しています。
引用:【500人に聞いた】嫌いな上司の特徴ランキング!付き合い方や対処法も解説
上司との関係がうまくいかない理由は、性格的なもの、仕事上のもの、組織的なものなど様々です。
上司が嫌いな理由を理解し、対処法を知ることで、職場でのストレスを軽減することができます。
上司が嫌いすぎる 性格的な理由
上司の性格が原因で嫌いになるケースもあります。
自分の機嫌次第で対応が変わる
上司の機嫌が悪いと態度が変わることがあります。部下は常に緊張した状態で仕事をしなければならないことが多いです。
上司の感情の波が激しいため、部下は一歩引いた態度で対応することが求められます。
例えば、上司が朝から機嫌が悪いと、1日顔色を伺わなければならず、不必要なストレスを抱えることになります。
忙しいときや疲労が溜まっているとき、空腹時など、上司の精神的余裕がないときは一定の距離を保つことが重要です。
上司の機嫌を気遣って仕事をすることはストレスになるだけでなく、機嫌によって対応にブレがあると上司を尊敬できなくなり、仕事のモチベーションも下がります。
相手によって態度を変える
上司が自分の上司にはいい顔をして、部下には厳しく当たったり、特定の部下に対してエコひいきをする場合があります。
差別的な扱いを受ける部下は、自信を失いやすく、仕事のモチベーションが下がります。さらに、特定の部下だけに厳しく当たる上司は、きつく当たられている人だけでなく、周囲の人にも悪影響を与えます。
相手によって態度を変えたり、人の好き嫌いを仕事に持ち込みエコひいきする上司だと、上司の人間性の未熟さを感じてしまい、尊敬できなくなってしまいます。
チームの調和が崩れ、チーム全体の仕事の効率や生産性が下がることに繋がり、労働時間が増えると精神的なストレスだけでなく、体力的にも負荷がかかってしまいます。
指摘ばかりして結論を出さない
上司が指摘ばかりして、具体的な解決策を示さないことがあります。
上司の指摘が具体的でないと、部下は何をどうすればよいかわからず、ストレスを感じることがあります。
例えば、上司が「もっと頑張れ」とだけ言うと、部下は具体的な改善点がわからず、効果的な対策を取ることが難しくなります。
さらに、上司の指摘が抽象的な上にネガティブフィードバックばかりだと徐々に自己肯定感がさがり、モチベーションやパフォーマンスが低下します。
価値観が古すぎる
上司の価値観が時代遅れだと、部下との価値観のギャップが生じることがあります。
「男尊女卑」や「サステナビリティ」「多様性」を理解していない上司の場合、部下の意見を尊重せず、古い考え方で仕事を進めることが多いため、部下は不満を感じることがあります。
例えば、デジタル化が進む時代に、紙ベースの業務を強要する上司は、部下から非効率的な上司と見なされることがあります。
現状維持バイアスが働いて新しい価値観や文化に抵抗感があるのかもしれませんが、時代遅れの価値観を押し付けられると、「思考の柔軟性がない」「視野が狭い」と感じてしまい、上司への不信感が募ってしまうでしょう。
ハラスメント体質である
上司がハラスメントを繰り返すことがあり、部下は精神的に大きな被害を受けることがあります。
感情的になってパワハラをする上司やセクハラをする上司は、部下の精神衛生に大きな悪影響を与えます。
例えば、上司が部下に対して感情的になったり、性的な言動があると、部下は恐怖感やストレス、嫌悪感を感じ、仕事の質が低下することがあります。
さらに、ハラスメントを受ける部下ではなくても、周囲の人間も窮屈さやストレスを感じるため、チーム全体の士気が下がってしまいます。
上司が嫌いすぎる 仕事上の理由
上司の仕事上の行動が原因で嫌いになるケースもあります。
仕事ができないのに偉そうにする
上司が仕事ができないのに偉そうに振る舞うことがあると、部下は上司に尊敬を感じられません。
上司が常に上から目線で接するため、部下は上司の指示に従うのが嫌になり、仕事のモチベーションが下がります。
例えば、上司が自分でできない仕事を部下に押し付けることが多いと、部下は不当な負担を感じることがあります。
上司はあくまで部下の評価者であり、偉そうに見下したり、横柄な態度が許されているわけではありません。
また、上司の仕事には部下の能力開発や成長をサポートすることも含まれますが、仕事ができないのに上から目線な対応だと、上司の指導が的確だったとしても部下は素直に聞き入れることが難しく、結果的に部下の成長の妨げになってしまいます。
仕事の振り方が雑すぎる
- 上司が業務量を公平に振り分けない
- その業務の背景にある会社の意図や目的を部下に説明しない
このように、上司が仕事を適切に振り分けないことがあります。
業務量の配分が不均衡だと、部下は一方的に負担が増え、バーンアウトを起こすリスクが高まります。
例えば、上司が特定の部下だけに多くの業務を押し付けることが多く、他の部下は手持ち無沙汰な状態が続くことがあります。
また、会社の目的や意図が理解できずに仕事をする場合も、業務の意義が見いだせないと虚無感を感じてしまったり、どこか、やらされ仕事になってしまって、楽しんで仕事ができない状態にストレスを感じてしまうこともあります。
部下のフォローをしない
上司が部下のフォローをしないと、部下は孤立感を感じることがあります。
上司がフォローを怠ると、部下は自信を失いやすく、仕事の進め方に迷いが生じます。
例えば、上司が部下の質問に答えず、部下は独力で解決策を探さなければならないことが多いとなると、ストレスを増やす要因です。
部下の手柄を横取りしていく
上司が部下の手柄を横取りすると、当然、部下のモチベーションは下がります。
上司が部下の成果を自分のものとしてしまうと、部下は評価されないと感じ、「どうせ頑張っても正当な評価をしてもらえないのなら、頑張るだけ無駄だ」と仕事に対する意欲が失われます。
場合によっては、「部下の仕事を横取りしたと分からないものなのか?」と上司の上司に対して、怒りや不満を感じることにも繋がります。
そうなると、なおさらモチベーションや会社での自分の存在意義を見失ってしまうでしょう。
自分のミスの尻ぬぐいを部下にさせる
自分のミスを部下に押し付けるような上司だと、部下は責任を負わされることがあります。
上司が自分のミスをなすりつけるため、部下は不当な責任感を感じ、ストレスを感じることがあります。
例えば、上司が自分のミスを部下に責任転嫁することが多いと、部下は不当な批判を受けることがあります。
部下の仕事の管理監督はもちろん能力開発も管理職である上司の仕事ですが、ミスを部下になすりつけて責任を追わせようとするような上司の場合、部下を正しく導いて、教育・指導する能力がないと感じ、理不尽さだけでなく不安や落胆も感じてしまうでしょう。
上司が嫌いすぎる 組織的な理由
会社という組織内での立ち居振る舞いで上司を嫌いになることもあります。
根本的な解決策を考えない
上司が根本的な解決策を考えないと問題が長期化することがあります。
様々なハラスメントを放置してしまっていたり、人材不足による業務量の増加を問題視し、抜本的な改革を実行しようとしない限り、部下が同じ問題に悩み続ける原因です。
苦労が解消されないだけでなく、リーダーシップのない上司に対して頼りなさを感じてしまうため、その上司の下で働くことはモチベーションを低下させてしまいます。
他部署との連携がうまく取れていない
上司が他部署との調整・交渉を十分に行っていないと業務がスムーズに進まず、部下は余計な仕事を押し付けられることがあります。
例えば、上司が他部署とのコミュニケーションを怠ると、部下は他部署との調整に苦労することが多く、業務が遅延したり、業務への認識の違いからプロジェクトが間違った方向にすすむこともあります。
結果的に修正が必要になるなど、理不尽に業務量が増えることへの不満や、上司への信頼の低下を招いてしまうでしょう。
偏った評価をする
上司の偏った評価には2種類あります。1つ目は、人によって偏った評価をする場合です。
具体的には、上司が人の好き嫌いで部下の評価を公平にしていない場合があります。
自分に対して不当な評価をされると自信やモチベーションが低下しますし、他の部下へ不当な評価をしている場合でも、上司の人格に嫌悪感を抱いてしまい、信頼関係が希薄になってしまいます。
2つ目は、評価の方法が偏っている場合です。部下の評価を数字やプロセスのどちらかに評価基準の重きを置いていると、部下は不満を感じることがあります。
具体的には、プロセスも考慮した上で結果を評価し、ポジティブなフィードバックがないと、自己肯定感の低下からモチベーションの低下へと繋がります。
- 人によって偏った評価をする
- 評価基準が偏っている
嫌いすぎる上司と接するときの心構え
嫌いな上司への不満が溜まったまま仕事をし続けることは、自己成長の妨げやストレスの原因となります。
捉え方や考え方を少し変えるだけで、今よりずっと快適に仕事ができることもあります。
気持ちよく仕事をするためのマインドセットのテクニックを4つ紹介します。
仕事上の関係だと割り切る
上司との関係を仕事上のものと割り切って、仕事に集中することでストレスを軽減できます。
例えば、上司の指示に従う際に、上司の個人的な態度を無視し、仕事の内容に焦点を当てることが効果的です。
上司は単純に会社での権限が自分よりも大きいだけで、人間的に優劣がついているようなものではありません。
責任感が強く真面目で頑張り屋であればあるほど、上司の言動を気にしてしまうかもしれませんが、真に受けずに、距離をとって余計なストレスを受けないように対処しましょう。
反面教師として参考にする
上司の悪い点を反面教師として参考にすることができれば、上司の失敗を学び、自分が同じミスをしないようにすることができます。
業務上の上司のミスであれば、スキルアップに繋がりますし、パワハラなど上司の人間性の部分であれば、人間的に成長することができます。
このような上司の能力面・性格面を反面教師として、自分が上司になった際には同じ轍を踏まないようにしましょう。
自分より優れている点を見つける
上司の優れている点を見つけることができれば、関係を改善することができます。
上司への嫌悪感が強いと優れている点を見つけるのは難しいかもしれませんが、長所と短所は表裏一体です。
例えば、神経質な上司の場合、裏を返すと細かいところまで気が付く人、と捉えることができます。
このように、見方を変えるだけで気持ちが楽になることもあります。
そもそも上司に期待しない
上司に期待しすぎると、期待を裏切られたときに大きな失望感を感じることがあります。
例えば、上司が部下の成果を評価する際に、期待通りの評価をしないことが多く、部下は失望感を感じることがあります。
上司も同じ人間なので、ミスをすることもあれば、体調や気分でパフォーマンスが低い日もあります。
上司への不満が溜まっていると、些細なことでもネガティブに捉えてしまったり、上司の責任を追求したくなりますが、他責ではなく自責思考で自分にできる最善策を考えてみましょう。
上司が嫌いすぎるときの対処法
対処法が分かれば、ストレスフルな環境を避けられたり、気持ちが楽になるので、自分の嫌いな上司にはどの対処法が有効か考えて実行してみましょう。
上司の嫌いな点を分析する
上司の嫌いな点を分析することで、対処法を考えやすくなります。
例えば、上司の気分のムラがあると感じるなら、機嫌が悪いときのパターンがないか考えて、機嫌が悪くなりやすいときは避けるようにすれば、上司の機嫌に振り回されることを減らせるでしょう。
また、話が通じないと感じる上司が、実は、別の業界や別の部署出身だったということが分かれば、上司の状況や価値観を理解でき、歩み寄れるかもしれません。
自分にはないスキルやノウハウ、考え方を上司から学ぶチャンスでもあります。
なるべく関わらずに異動を待つ
上司との関わりを最小限に抑え、自分か上司が異動するのを待つことも1つの方法です。
上司との関わりを最小限に抑えることで、ストレスを軽減することができますし、「いつか異動があればもう関わらなくて済む人だ」と思えば、上司に悩まされているのが無駄に思えてきます。
特に最近は多様性が重要視されており、ジョブローテーションを積極的に取り入れている会社も多いので、意外と近い将来に自分か上司が異動するかもしれません。
仕事で結果を出して何も言わせない
上司よりも仕事で結果を出すことで、評価を得ることができれば、上司との関係の改善を見込めるかもしれません。
何より、嫌いな上司に認められることができれば、達成感は相当なものになるでしょう。
嫌いな上司の下ではモチベーションやパフォーマンスが下がりやすく、結果を出すことは難しいかもしれませんが、「嫌いな上司のせいでキャリアや自己成長にまで悪影響が出るのはもったいない!」と考えることができれば、むしろ仕事のエネルギーになるかもしれません。
報連相を徹底して粛々と仕事をする
報連相を徹底し、仕事を粛々と進めることも重要です。
例えば、部下からの報連相が少なく、部下の業務を正確に把握できていないことでの誤解があったり、心配だからこそ事細かに口を出してしまっていることもあります。
上司が嫌いすぎて報連相が疎かになっている人は、一旦感情は置いて、客観的な事実だけを簡潔に伝えることを意識すれば、余計な接触を取らずに済むので、心理的なハードルを下げることができるでしょう。
上司より上席の人や人事部に相談する
ハラスメントや明らかな職務怠慢などは、上司の上司や人事部に相談することが重要です。
特に、パワハラやセクハラなどのハラスメントを断固として認めない、という会社も増えてきているため、場合によっては上司の降格や部署移動もありえます。
仮に、上司への何かしらの処分や指導がなければ、上司ではなく自分が部署を変えてもらうということも対処法の1つです。
明らかに上司に非があるのに、自分が異動するのは理不尽だと思うかもしれませんが、自分を守るために限界だと感じたら逃げるが勝ちと考えて人事部に異動の交渉をしてみましょう。
上司が嫌いすぎるときの仕事上の注意点
いくら上司が嫌いでも自分の信頼や評価を落とすような行動は控えましょう。
注意しなければならない仕事上のポイントを4つ紹介します。
上司を無視したくても承認ルールは守る
上司を無視したくても、承認ルールは守りましょう。
承認ルールを守らないことで、上司以外の周囲の人へ迷惑をかけてしまったり、会社にとって大きな損失や不利益を与えてしまったりすると、自分の社会人としての信頼や評判を落としかねません。
嫌いな上司との接触を減らしたいと思うことは自然なことですが、チームや会社のためにも、何より自分のためにも決められたルールは守りましょう。
報連相は必ず行う
報連相を怠ると上司との関係が悪化してしまいます。業務の進捗が不透明だと上司からのコンタクトが増えて余計にストレスが溜まったり、チームの連携が取れずにトラブルやミスを引き起こし、チーム全体の仕事効率や仕事の質を落とすことになります。
そうなると、上司からの評価を落とし、信頼関係がより険悪になります。
嫌いな上司とのコミュニケーションを無くしたいと思うかもしれませんが、簡潔に過不足ない報連相を意識すれば、上司との接触を最小限にできるでしょう。
なるべく文章でやり取りを残す
なるべく文章でやり取りを残すことも重要なポイントです。
文章でやり取りを残すことで、言った・言わないの不毛な水掛け論を無くせます。
また、後から見直すこともでき、トラブルやミスを減らせます。
さらに、人事部や上司の上司に相談することになったときも、上司とのやりとりがチャットやメールで残っていれば、客観的な事実として残るため、上司が保身に走ったとしても自分に不利な状況にならずに済むメリットもあります。
仕事そのものを放置しない
仕事そのものを放棄することは絶対にやめましょう。
上司が嫌いで仕事のモチベーションが低くなったり、投げ出したくなるかもしれませんが、仕事を最後まで終わらせずに放棄すれば、同僚や会社に迷惑をかけてしまいます。
さらに、無責任な人と思われて社内での評価や上司以外の人との信頼関係を壊すことになります。
ビジネスパーソンとして仕事を投げ出さないようにしましょう。
上司が嫌いすぎるときの心情的な注意点
上司が嫌いすぎると、知らず知らずのうちに自分の行動や心に悪影響を与えてしまうこともありますが、上司へのネガティブな感情に飲まれてしまって自分の評判や心を傷つけてしまわないように気をつけるべき注意点を解説します。
不満や嫌悪感が態度に出ないようにする
不満や嫌悪感を態度に出してしまうと、上司との関係がより一層悪化してしまいます。
また、上司との関係悪化は周囲の人に居心地の悪さを感じさせてしまい、チーム全体の雰囲気や士気が下がることで、チームや会社に迷惑をかけてしまいます。
さらに、「協調性がない人」という社内評価に繋がり、同僚など上司以外の人との信頼関係にも悪影響を及ぼします。
上司の悪口や愚痴を言いふらさない
上司の悪口や愚痴を複数の人に言いふらさないことも重要です。
悪口はその内容に関わらず、聞いている人に気持ちのいい感情を与えることはなく、卑怯な人というネガティブな印象を与えてしまいます。
たまになら仕方ないですが、上司の悪口が習慣化している人は「また悪口言ってる」と周囲からうんざりされたり、中には悪口を言っていることを第三者に分別なく言いふらす人もいます。
上司に非がある内容だったとしても、悪口を広めたことで上司を追い込んでしまう結果になると、かえって、自分の社内での居場所がなくなるので、どうしても愚痴を言いたいときは、信頼できる限られた人や家族など会社に関係のない人に留めましょう。
辛い気持ちを無理に我慢しない
辛い気持ちを無理に我慢しすぎると心身の不調に繋がります。
いじめやハラスメントなどの劣悪な労働環境だと、個人の力で改善するのは限界があります。
どうしようもない状況の中で頑張り続けることは精神的・肉体的なストレスを溜め続けることになり、重大な精神疾患を患ってしまうかもしれません。
自身に問題がないか振り返るのも大切
自分だけが上司との関係が悪いのであれば、自分自身に問題がないか考えてみましょう。
例えば、上司の立場を考えずに自分本位に仕事を進めていたり、報連相を疎かにしていたりすると、手のかかる部下に冷たく接してしまうかもしれません。
上司が嫌いすぎるときの相談先
自分のマインドセットや考え方だけでは解消できないぐらい嫌いになっていることもあります。
「自分1人ではもうどうしようもない」という場合、どこに相談すればよいか3つ紹介します。
ハラスメントの相談は弁護士や行政機関へ
パワハラやセクハラなどのハラスメントの相談は弁護士や行政機関へ行うとよいでしょう。
上司の言動がハラスメントに当たるかどうか判断できない場合であっても、行政へ相談することができます。
労働関係の相談は労働基準監督署と思っている方もいるかもしれませんが、ハラスメントの問題は労働基準監督署では対応できないこともあるため、相談だけではなく具体的な対応を希望するなら労働局への相談がおすすめです。
ハラスメントで慰謝料や損害賠償を請求したい場合には弁護士へ相談しましょう。
精神的な被害が大きいときは心療内科へ
精神的な被害が大きく、不眠・頭痛・吐き気・動悸などの身体的な症状がある場合は、心療内科を受診しましょう。
心療内科で診断書が出れば、会社へ提出して休職したり、健康保険の休業給付を受けることも可能です。
さらに、診断書を会社へ提出すれば、人事部や上司よりさらに上席の人にも知られるため、再発防止にもなります。
場合によっては、上司の降格や異動もあり得るため、復職後は上司と関わらずに済むようになるかもしれません。
退職を検討するなら退職代行業者へ
退職を検討するなら退職代行業者を利用するのもおすすめです。
特に上司が嫌いすぎて退職する場合、退職代行業者を利用すれば、会社へ行かずに済むので、当然、上司に会う必要はありません。
退職したいけど、退職の意思を伝えたら上司になんて言われるか分からない・・・
退職したくても退職させてもらえないかもしれない・・・
こういった場合でも、退職代行サービスを利用すれば、退職できる可能性が非常に高くなります。
退職代行なら嫌いすぎる上司と話さず退職できる
退職代行サービスとは、退職の意思を自分に変わって伝えてくれるサービスです。
「これ以上は上司の顔もみたくない!」と思うぐらい追い込まれている人には大きなメリットでしょう。
労働組合か弁護士が運営する退職代行業者であれば交渉権を持っているため、有給休暇の申請を依頼して退職の意思を伝えた日から有休消化をして、出社せずに退職することができる場合もあるので、退職の意思を伝えた後、退職日までの仕事が心配な人も安心できるでしょう。
まとめ
上司が嫌いだということは、誰にでも起こり得るものです。上司との関係がうまくいかない理由は、性格的なもの、仕事上のもの、組織的なものなど様々です。
上司の嫌いな点を分析し、対処法を考えるとともに、自身に問題がないか振り返ることも重要です。さらに、上司との関係を改善するために、仕事上の関係だと割り切る、反面教師として参考にする、自分より優れている点を見つける、そもそも上司に期待しないなどの心構えができれば、上司との関係での悩みを軽減できるかもしれません。
また、必要に応じて上司より上席の人や人事部に相談することも有効ですし、退職を検討する場合でも、退職代行業者を利用することで、嫌いすぎる上司と話さずに退職できることも1つの選択肢です。
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